缶ヶ江メグルは進撃の巨人が好き

缶ヶ江メグルは進撃の巨人が好き

壁の向こう側に行く

17巻あらすじ エレンとヒストリア奪還成功 ヒストリアは女王になる

f:id:kotoba2kai:20170731020124j:plain

第67話 オルブド区外壁

エレンはミカサとジャンにほじくり出されて、自分の巨人から救出された。目が覚めてみると、硬質化した巨人エレンと、天井の崩落を防ぐための何本もの柱が立っていた。どうやらエレンは硬質化に成功し、皆を助けたらしい。これでウォール・マリアもふさげる。

 

地上へ出てみると、超大型巨人の倍くらいある巨人、ロッド・レイスが四つん這いになって、近くの木々を燃やしながら移動している。エレンに「叫び(座標)」の力を試させてみるが、発動しない。

巨人はウォール・シーナ北城壁都市オルブド区の方角へ一直線に進んでいる。奴はより大勢の人間が密集する方へと吸い寄せられる奇行種と見られる。選択肢は、エレンを食わせて人間に戻すか、殺すかの2択。

しかしエレンはせっかく硬質化を修得し、壁をふさげる目処が立った。それに父グリシャが苦労してレイス家から奪った力は、何か意味があるはず。シガンシナ区エレンの家の地下室に辿り着くこと、そこに何が隠されているのか確認するまでは、エレンは失えない。ヒストリアには悪いが、ロッド・レイスの巨人は殺す方針が固まる。

リヴァイ、ハンジ一行はエルヴィン団長率いる調査兵団部隊と合流し、オルブド区へ急ぐ。

 

 

 

 

 

 

第68話 壁の王 

オルブド区の駐屯兵団と調査兵団で協力して巨人を殺すことになった。区内の住民は避難させずに作戦を実行する。なぜなら人々が避難する方に巨人が吸い寄せられてしまい、オルブド区の外壁で迎え撃つことができなくなる恐れがあるからだ。

 

そしていよいよ巨人が城壁に近づいてきた。ヒストリアは安全な場所で待機命令を受けていたが、何か考えがあるらしく兵服と装備をそろえて前線に来た。かき集めてきた砲台を壁上から地上から、巨人のうなじめがけて一斉に発射する。しかし効き目は無かった。

そこで、エルヴィンが考えた作戦に移る。何やら荷車に立体機動装置の射出器を取りつけたものに火薬を積んだり、たくさんの火薬の樽を大きな網でひとまとめに包んだりしている。

そうこうしている間に巨人は城壁の真下まで来た。両手を壁の上まで伸ばして、巨人は立ち上がる。オルブド区の住民たちは巨人を見てパニックになり、我先に逃げようと走り出す。壁上の駐屯兵団を退避させ、調査兵団の作戦が始まる。

 

エレンが巨人化して、少し離れて待機している。エルヴィンの信煙弾が撃たれると同時に、巨人が手をついている両外側から荷車の射出器を発射。巨人の手に刺さると、ワイヤーを巻き取りながら荷台は巨人の手めがけて直進する。荷車が巨人の手にぶつかり、載っていた火薬が爆発、巨人は体勢を崩し、アゴが壁に引っかかる形になる。

次にエルヴィンの指示で、巨人化エレンが大きな網に包んだ大量の火薬を担いで巨人に近づく。そしてその包みを巨人の口に勢いよく放り込む。巨人の体内で火薬は爆発し、うなじ辺りの肉片が四方八方に吹き飛ぶ。

そのどれかが奴の本体なので、総員立体機動で肉片を捉えて切りにかかる。一体どれが本体だ!?早くしないとまた再生して高熱の盾が復活してしまう。その時、ヒストリアが肉片を切ると、他の肉片が崩れて消えだした。ヒストリアはそのまま落下して何かの荷台の上に落ちた。駐屯兵団の兵士や街の人々が心配して集まってくる。

 

「君があの巨人にとどめを刺したのか!?この街は救われたのか!?」

「…私は、ヒストリア・レイス。この壁の真の王です」

 

ヒストリアは自分が巨人にとどめを刺したことにしてほしいとエルヴィンに相談していた。そうすればこの壁の求心力となって民衆をまとめることができると。しかしまさか本当に自分で仕留めてしまうとは…

 

 

 

 

 

 

 

第69話 友人 

王都でヒストリアの戴冠式の準備が進められる中、リヴァイはレイス卿の礼拝堂周辺でケニーを探していた。ケニーは林の中で木にもたれかかり、ひどいやけどと出血で虫の息であった。一人昔のことを思い出していた…

 

ケニーの妹クシェルは地下街の娼館で働いていて、ある客との間にできた子どもを産む。それがリヴァイだった。クシェルはその後病気をもらって衰弱死する。クシェルの家で死にかけていたリヴァイを拾ったのがケニー。

ケニーはリヴァイに地下街での生き方を教えた。力がなければならない。いや、力さえあればいい。リヴァイが子どもながらも一人で生きていけるようになった時、ケニーはリヴァイの元を去った。

 

そしてある日、ケニーは王政の議会関係者から情報を吐かせ、レイス家 巨人の力継承者、ウーリ(ロッド・レイスの弟)を襲うが、巨人の手に握りつぶされそうになり、初めて自分より強い奴の力に屈服する。

ウーリの意志でケニーは殺されずに済み、憲兵団に入ることになる。ケニーはウーリと親交を深める。

月日は流れウーリは次の継承者に食われる時となった。次の継承者フリーダもウーリと同じような目をしていて、いつも愛だの平和だのとのんきなことを言っている。なんでそんな暇なことを言っていられるのか、ケニーには全く分からなかった。神にも等しい力を手に入れてしまうと誰でも慈悲深くなってしまうのだろうか。クズみたいな俺でも?それを確かめたかった…

 

 

 

リヴァイがケニーを見つける。ケニーの部下は全員地下崩落時に潰れて死んだらしい。ふとケニーが喋りだす。

「今なら奴のやったこと、わかる…気がする。俺が見てきた奴ら…みんなそうだった…酒だったり…女だったり…神様だったりもする。一族…王様…夢…子供…力…みんな何かに酔っ払ってねぇとやってらんなかったんだな…みんな…何かの奴隷だった…あいつでさえも…」

そして最後にリヴァイにある物を託す。ケニーがロッド・レイスからくすねておいた巨人化注射セットだった。間もなくケニーは息を引き取った。

 

 

 

 

 

 

 

第70話 いつか見た夢 

王都。民衆が集まった中、ヒストリアの戴冠式が行われていた。ヒストリアの考えた通り、民衆は歓迎モードである。

それから2ヶ月。ヒストリアはレイス卿領地の牧場で、孤児院を開き院長として忙しくしていた。地下街の孤児を集めてきて面倒を見る。一人で困っている人がいたらどこにいたって助けに行く。彼女のやりたかったことだ。

 

新体制になると、旧体制の権力者たちは爵位剥奪や地方の収容所送りなど、粛清を受けた。また、これまで中央憲兵によって抹消されてきたとされる技術革新の芽は、実は一部の中央憲兵により保持されていた。それで兵器の改良がなされたり、他にもいろいろと便利な物が開発された。

ウォール・マリア奪還作戦の準備も着々と進んでおり、あと約1ヶ月で全ての準備が整うところまで来た。

 

エレンはレイス卿の洞窟で記憶が蘇った時、父グリシャがフリーダを食ってからエレンに食われるまでに会っていた人物を思い出していた。それが誰だったのかわからなかったが、ジャンの冗談で思い出す。キース・シャーディス教官だ。訓練兵時代お世話になった人。

 

 

 

 

一方ウォール・マリア、シガンシナ区では獣の巨人と鎧の巨人が戦っていた。ライナー(鎧の巨人)が勝てば、エレンを奪う前にアニの救出をするという賭けの勝負をしていたらしい。しかしライナーは負けた。ベルトルトが心配そうに駆け寄る。

3人は、エレンたちが来るのを待ち受ける…